和牛の子牛価格が過去最高値に。(2015年9月現在)
1頭全国平均価格68万円で前年に比べて2割高い。繁殖農家の高齢化等を背景に出荷量が減少しているためか。
子牛を買って育てる農家の採算は悪化しており、TPPで安い輸入牛肉が入ってくる可能性もあり、経営環境が厳しくなっている。
2010年に発生した口蹄疫の影響や、和牛オーナー制度の安愚楽牧場の破綻問題なども逆風となり、出荷量の減少に拍車がかかっている。
全国の子牛取引市場の上場頭数は2萬6千頭で、前年比で4%減少。
子牛を買ってきて成牛まで育てる肥育農家は牛肉の出荷価格に転嫁しきれず採算が悪化している。東京市場では最上級A-5ランクの和牛枝肉の取引価格が平均1キロ2542円。
1年前からの上昇率は13%にとどまり、子牛の21%上昇と比べると小幅。
畜産の盛んな宮崎県でさえ肥育農家が赤字に転落したとの試算もある。
肥育農家は子牛を買ってから20カ月ほど育てて成牛とする。このため、もし子牛価格が今から安くなったとしても、大幅に牛肉の売値が上昇しない限り、当面は採算の厳しい状況が続くだろう。
TPPが発効され輸入牛肉が一段と増加する可能性があり、肥育農家からは、経営支援の拡充を求める声が強まっている。
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初めて牛肉通販を...
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